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NCOOL 新潟公務員法律専門学校

【警察官になるには?】必要な条件やスキル、採用試験の種類や合格難易度まで詳しく解説!


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【警察官になるには?】必要な条件やスキル、採用試験の種類や合格難易度まで詳しく解説!


法律に従い悪人を取り締まり、市民の生活を守る警察官。
その姿を見て憧れを抱き、警察官を目指す人もいるのではないでしょうか。
しかし、「警察官ってどうやったらなれるの?」という疑問や、「採用試験は難しい?」といった不安を持つ人もいるかもしれません。
そこで今回は、警察官のなり方や必要なスキル、採用試験の難易度などを詳しく解説します。

 

 

【警察官になるには?】必要な条件やスキル、採用試験の種類や合格難易度まで詳しく解説!
 警察官になるには
 警察の組織
  警察庁
  都道府県警察
 警察官の職種と仕事内容
  地域警察
  刑事警察
  生活安全警察
  交通警察
  警備警察
  総務・警務警察
 警察官採用試験の種類と合格難易度
  国家公務員試験
  警察官採用試験
 国家公務員試験・警察官採用試験の勉強方法
  専門学校に通う
  通信講座で勉強する
  独学で勉強する
 まとめ

 

 

警察官になるには


警察官になるには、公務員試験に合格し、警察学校に入校して必要な知識や技術を学ぶ必要があります。
警察官には地域を守る都道府県の警官と、国の安全を守る警察庁の警官がいます。
都道府県警察は地方公務員、警察庁の警察は国家公務員となります。

 

・都道府県警察(地方公務員)

都道府県の警察官になるには、自分が就職したい地域の公務員試験を受験します。
受験資格は各都道府県で異なるため、受験する地域の募集要項をよく確認することが大切です。
参考として、NCOOLがある新潟県の令和3年度受験資格について紹介します。

新潟県の採用は「警察官A」と「警察官B」の区分があります。
それぞれの区分で年齢や学歴の条件が異なります。

【警察官A】
35歳未満で大卒者か大学卒業見込みの人
新潟県人事委員会が大学卒業程度の学力と認める人(防衛大学校や海上保安大学校の卒業者など)

【警察官B】
18歳以上35歳未満の人
※ただし、「警察官A」の受験資格に該当する人は除く。

【身体要件(警察官A、B共通)】
視力:裸眼視力が両眼とも0.6以上、または矯正視力が両眼とも1.0以
色覚、聴力、疾患:警察官として仕事をするうえで、支障がないこと

新潟県の採用試験では、大卒者は「警察官A」、高卒や専門学校卒は「警察官B」と学歴によって受けられる区分が異なるので注意が必要です。

 

・警察庁警察(国家公務員)

警察庁に入るには、国家公務員試験の1次試験、2次試験を突破し、警察庁の面接(官庁訪問)を受け採用されなければなりません。
試験には以下のとおり年齢制限があります。

大卒程度試験:30歳までで、大学を卒業した人または卒業見込みの人
高卒程度試験:高校や中学校の卒業から2年を経過していない人または卒業見込みの人

国家公務員は採用人数が少なく、試験のレベルも高いため、非常に狭き門となります。
地方公務員、国家公務員ともに試験合格後は警察学校に入り、警察官としての基礎を学びます。
警察学校にいる期間は都道府県によって異なりますが、大卒者は約6ヶ月、大卒者以外は約10ヶ月となります。
警察学校を卒業すると、各交番に配属され、警察官としての第一歩を踏み出します。

 

 

警察の組織


警察組織には、国を守る警察庁と、地域住民を守る都道府県警察組織があります。
ここでは、それぞれの組織について解説します。

 

警察庁

警察庁は外務省、文部科学省などと同様、国の行政機関です。
霞が関にある警察庁では政策の企画や立案、予算要求、都道府県警察の指揮・監督など事務的な仕事を行います。
警察庁の地方機関である東北、関東、中部、近畿、中国四国、九州の管区警察局では、都道府県警察と連携しながら、事件捜査や捜査の指揮、人事管理など現場での仕事を行います。

 

都道府県警察

各都道府県には警察本部があり、その下には警察署が置かれています。
警察本部には、警務部、生活安全部、地域部、刑事部、交通部、警備部などがあり、地域の安全を守っています。

 

             

警察官の職種と仕事内容


警察官の仕事は多岐に渡ります。
ここでは、警察官の職種と仕事内容を紹介します。

 

地域警察

地域警察は、交番で地域を見守る仕事です。
管轄内のパトロールのほか、落とし物の管理や道案内など、住民の暮らしを守る活動をしています。
また、110番通報を受け、事件や事故があった場合の初動対応を行います。

             

刑事警察

刑事警察は、殺人や強盗、窃盗、性犯罪などの事件に関わる仕事をします。
事件の捜査や聞き込み、事故現場での証拠資料の収集、鑑定などを行い、解決への糸口を探ります。

             

生活安全警察

生活安全警察は、振り込み詐欺の注意喚起や小学生への防犯教室など、犯罪の予防や防止に関する仕事をしています。
また風俗営業、古物営業、鉄砲などの許可事務も行っています。

 

交通警察

交通警察は、ひき逃げや交通事故の保険金詐欺の調査、白バイやパトカーでのスピード違反の取り締まり、運転免許証の試験や交付など、交通に関する業務を行っています。

 

警備警察

警備警察は、地震などの災害が起きた時の警備や要人警護のためのSP、不法入国者の取り締まりなどを行っています。

 

総務・警務警察

総務・警務警察は、警察組織が円滑に動くための仕事を行っています。
警察官の採用や異動など人事に関する業務、給与、福利厚生などの手続き、広報などの仕事を行っています。

 

 

警察官採用試験の種類と合格難易度


警察官になるには、国家公務員か地方公務員になる必要があります。
ここでは、採用試験の種類と合格難易度について解説します。

 

国家公務員試験

国家公務員の一般職試験では、北海道、東北、関東甲信越、東海北陸、近畿、中国、四国、九州の各ブロックで試験があり、採用後はその地域の管轄内で勤務します。

国家公務員試験の倍率は地域ごとに異なり、2020年の一般職(高卒)の試験では、最も低い関東甲信越が約4.2倍、最も高い沖縄が約12.2倍となっています。

一般職試験(高卒程度)の受験科目は、以下のとおりです。

・基礎能力試験
知能分野20問、知識分野20問の計40問を1時間30分で解答します。
出題範囲は、文章理解、課題処理、数的処理、資料解釈、自然科学、人文科学、社会科学です。

・適正試験
素早く正確に事務処理を行う能力を測る試験です。
計算や置換などの120題を15分で解きます。

・作文試験
テーマに関して、50分で作文を書きます。
文章の表現力や課題に対する理解力が問われます。

・人物試験
人柄や対人能力を把握するために個別面接が行われます。

 

警察官採用試験

警察官採用試験は、都道府県単位で実施します。
都道府県によって異なりますが、倍率は5倍から10倍となっています。

通常、1次試験で教養試験と体力検査、2次試験で論作文試験、体力検査、適性検査、面接試験があります。
例として、新潟県の受験科目を紹介します。

・筆記試験

筆記試験は2時間で50問あります。
出題分野は一般的な知識(社会科学、人文科学、自然科学)や知能(文章理解、判断推理、数的推理、資料解釈)です。

・体力検査

腕立て伏せ、反復横跳び、立ち幅跳び、シャトルランを行います。

・面接試験

積極性、信頼性、社会性に関する質問に答えます。
面接官から聞かれたことに対して論理的な説明が必要になります。

 

 

国家公務員試験・警察官採用試験の勉強方法


警察官になるためには、専門学校に通う、通信教育で学ぶ、独学で勉強する方法があります。
ここでは、それぞれについて解説します。

             

専門学校に通う

専門学校では、公務員試験のための座学や体力検査のためのトレーニングを行うため、「警察官になりたい」と強く希望する人におすすめの選択肢です。
通信講座や独学よりも費用はかかりますが、公務員試験に必要なことについて的を絞って教えてくれるほか、自分で勉強することが難しい作文の添削や面接指導をしてくれるため、効率的に勉強できます。

専門学校によっては、警察官OBによる講義もあるため、警察官として現場で求められる知識や技術を教えてもらえます。
また、地元の警察官と連携して地域のパトロールを行っているところもあり、憧れの警察官と一緒に仕事をすることで、自分の将来をより明確に想像することができるようになるでしょう。

 

通信講座で勉強する

通信講座では、動画で授業を受講したり、テキストで問題を解いたりして公務員試験合格を目指します。
自分の好きな時に勉強できるため、忙しい人や社会人でも自分のペースで勉強できるのがメリットです。
講義はスマートフォンやタブレットで視聴でき、倍速機能がついているところも多いため、効率的に勉強できます。
通信講座によっては、作文の添削サービスや面接対策の動画を配信しているところもあるため、それらを活用することもおすすめです。
通信講座のデメリットは、わからないことがあっても気軽に聞けないことや、モチベーションの維持が難しいことです。

専門学校に通う場合、疑問点があったらすぐに講師に聞くことができますが、通信講座では主にメールで質問することになります。
初めのうちは、「どこがわからないのかわからない」といったこともあるため、メールで質問するのが億劫になってしまうこともあります。

また、公務員試験は勉強する範囲が広いため、苦手な分野も出てくるでしょう。
「勉強が辛い」と悩んでも、周りに相談できる人がいないため、モチベーションを保つ工夫が必要となります。

             

独学で勉強する

独学では、自分でテキストを購入し、公務員試験の勉強をします。
費用はテキスト代だけしかかからず、自分のペースで勉強できるメリットがあります。
しかし、勉強の進め方がわからなかったり、作文や面接の対策を自分でしなければならなかったりするデメリットもあります。

独学で大切なことは、勉強のペース配分と、2次試験対策です。
1次試験の教養問題では、「数的処理」の問題を解けるようになりましょう。
「数学が苦手」という人がいるかもしれませんが、出題パターンが決まっているため、コツをつかめば解けるようになるでしょう。

また、作文や面接は自分で評価するのが難しい分野のため、ほかの人に見てもらった方が良いかもしれません。
例えばハローワークでは、採用試験の面接練習や、作文の添削を行ってくれるところもあるため、自分で練習できる場所を探してみるのがおすすめです。

 

             

まとめ

警察官には国家公務員と地方公務員がいます。
いずれの場合も公務員試験を受け、警察学校で必要な知識を学んでから各交番に配属されて仕事をします。

警察官の仕事は多種多様で、私達の身近にある交番での仕事や交通違反の取り締まり、事件の捜査などがあります。

警察官になるための勉強方法は、専門学校、通信講座、独学があります。

それぞれにメリット、デメリットがあるため、自分に合った方法を選ぶことが大切です。

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