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NCOOL 新潟公務員法律専門学校

【消防士になるには?】試験や仕事の内容、役立つ関連資格・学校選びのポイントなど


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【消防士になるには?】試験や仕事の内容、役立つ関連資格・学校選びのポイントなど

火災の発生時、真っ先に駆けつけ消火や人命救助に携わる消防士。
危険と隣り合わせの中、人のために働く勇敢な姿に憧れを持つ人もいるのではないでしょうか?
しかし、「消防士になるのに学歴は必要?」、「消防士の試験は難しい?」と疑問に思う人もいるかもしれません。
この記事では、消防士のなり方や仕事内容、役立つ資格などについて紹介します。

 

【消防士になるには?】試験や仕事の内容、役立つ関連資格・学校選びのポイントなど
 消防士になるには
 消防士の仕事内容
 消防士に役立つ資格の種類・取得難易度
  危険物取扱者
  大型四輪免許
  移動式クレーン運転士
  救急救命士
 消防官採用試験の勉強方法
  専門学校に通う
  通信講座で勉強する
  独学で勉強する
 専門学校を選ぶポイント
  消防官採用試験の合格率
  現場実習のカリキュラムが充実しているか
  パソコンスキルを習得できるか
 まとめ

 

 

消防士になるには

消防士になるには、市町村などで行う公務員試験に合格し、消防学校で約6ヵ月間の訓練を受けなければなりません。
消防学校を卒業すると各消防署へ配属となり、消防士としての仕事がスタートします。
消防士になるための試験は自治体によって異なるため、自分が受けたい地域の受験要件や試験の内容を事前に確認しておくことが大切です。
ここでは、NCOOLがある新潟市の採用試験と、試験合格後の消防学校について紹介します。

 

・受験資格

年齢:高校卒業程度の試験は17歳から21歳まで
視力:矯正視力を含み、両目で0.7以上、一眼で左右ともに0.3以上あること
聴力:2メートルの距離で低語が聞き取れること
その他:身体に業務上支障がなく、採用後、新潟市内に居住可能であること

 

・教養試験

一般知識や一般知能についての筆記試験です。
出題範囲は社会、人文、自然に関する一般知識、文章理解、判断推理、数的推理、資料解釈に関する一般知能となります。

 

・作文

60分で約1,200字の作文を書きます。

 

・適正検査

消防士として適正があるのかを検査します。

 

・体力検査

握力、腕立伏屈臥腕屈伸、反復横跳び、立幅とび、長座体前屈、シャトルランを行います。
なお、体力検査は教養試験合格者のみ実施します。

 

・個別面接試験

面接官からいくつか質問され、答える内容や話し方、態度などで消防士にふさわしいかどうか判断されます。

消防士の試験に合格すると、消防学校に入学します。
消防学校は基本的に全寮制で、訓練や食事、勉強の時間を仲間と共に過ごします。
苦楽を共にすることで連帯感が生まれ、消防士に必要なチームワークを育みます。

 

消防士の仕事内容

消防士の仕事は、火事や事故などから住民の命、身体、財産を守ることです。
具体的には、次の4つの仕事があります。

 

・消火活動、火災の原因調査

火災の通報を受けるとすぐに現場へ行き、消火栓や防火水そう、消防車のタンクの水を使って消火活動を行います。
また、その場の状況を把握し、近隣住民の安全を確保します。
消火後は、なぜ火災が起きたのか調査を行い、同じようなことが起こらないよう警察と協力して原因を究明します。

 

・火災の予防指導

ビルの安全性を確認したり、消火器やスプリンクラーなどの消防設備の検査を行ったりして、火災の発生を未然に防ぎます。

 

・救助活動

火災や水難などの災害や、山での遭難事故から人命を救助します。
普段はさまざまな訓練を行い、いざという時に備えています。
オレンジ色の作業服を着て活動し、レスキュー隊とも呼ばれています。

 

・救急活動

119番の通報を受けて救急車で駆けつけ、急病人や負傷者を病院へ搬送します。
現場では、怪我人の状態を確認し、応急処置を行います。
必要に応じて救急救命士が気管挿入や注射などの救急救命処置を行うこともあります。
病院に到着後は怪我人の病状などを報告し、医師へ引き継ぎます。

 

 

消防士に役立つ資格の種類・取得難易度


消防士になるために必要な資格はありませんが、取得していることで役立つ資格があります。

             

危険物取扱者

危険物取扱者は、危険物の取り扱いと定期点検、保安の監督ができます。
この資格を持っていれば、火災を予防するための活動や、火災時に危険物の処理が可能となります。
また、資格の勉強を行うことで、危険物の燃え方や消火についての知識が身につきます。

資格の種類は、全種類の危険物を扱う「甲種」、危険物の第1類から第6類を扱う「乙種」、ガソリン、灯油、軽油、重油などを扱う「丙種」があります。
合格基準は各科目の正答率60%以上で、甲種や乙種の合格率は3割から4割です。

 

大型四輪免許

消防士が乗る消防車やはしご車は、普通運転免許では運転できません。
そのため、大型免許を取るのが良いでしょう。
大型免許を取るには条件があり、年齢が21歳以上で、普通免許か大型特殊免許の運転経歴が通算3年以上必要となります。

免許の取得方法は、教習所で第一段階の技能研修を受けて仮免許を取得したあと、第二段階の教習を受け卒業試験に臨みます。
卒業試験後、免許センターで学科試験や適性検査を受け、合格すれば大型免許が交付されます。

 

移動式クレーン運転士

消防車両の中には、災害現場で使用するクレーン車もあります。
移動式クレーン運転士の資格を取得すれば、重さが5t以上の荷物を吊り上げることができるようになります。

試験は安全衛生技術試験協会が行っており、学科試験40問と実技試験があります。
実技試験では移動式クレーンを運転したり、運転のための合図を行います。
合格率は例年約65%と比較的高くなっていますが、実技試験のために教習所へ通う必要があります。

 

救急救命士

救急救命士は国家資格です。
この資格を持っていれば、救急車での搬送中、医師の指示に基づき怪我人の気道確保や輸血処置などを消防士が行えます。

救急救命士の資格を取るには2つの方法があります。

1つ目は専門学校や大学などの救急救命士養成校に2年以上通って受験する方法、もう1つは消防士になったあとに実務経験を積み、救急救命士養成校に6ヵ月以上通って受験する方法です。
救急救命士の合格率は8割から9割と、高い割合で合格しています。

 

 

消防官採用試験の勉強方法


ここでは、消防士になるための勉強方法を3つ紹介します。

 

専門学校に通う

専門学校では、消防士を目指す専門のコースが設けられているところがあります。
公務員試験に合格するための座学や、消防士になるために必要な技術を無駄なく効率的に学べるため、おすすめの勉強法です。
また、専門学校では就職に力を入れているため、就活のサポートも手厚くなっています。
公務員試験の作文添削や面接の指導も行ってくれるため、自信を持って試験に臨めるでしょう。

 

通信講座で勉強する

通信講座では動画で講義を視聴し、テキストで問題を解いて理解力を深めます。
アプリやタブレット端末に講義動画をダウンロードすることができるため、移動時間や隙間時間にも勉強できます。
さらに動画の倍速機能を使えば通常の半分の時間で学習できるため、効率的な学習が可能です。

通信講座のデメリットは、モチベーションの維持が難しいことです。
好きな時に勉強できる一方で、通学授業のような強制力はないため、意志を強く持つことが必要です。
また、気軽に質問できないため疑問点をそのままにしてしまい、挫折する可能性もあります。

 

独学で勉強する

独学はテキストを買えば勉強できるため、費用が教材費しかかからず、好きな時に勉強できるのがメリットです。
しかし、論文や面接対策などができないため、自分で情報を探し、面接の練習をする機会を作らなければなりません。
また、体力トレーニングも自分で行わなければならないため、自分ですべて計画を立て、実行する力が必要となります。

 

 

専門学校を選ぶポイント


消防士になるための専門学校はたくさんあるため、進学先に迷うこともあるかもしれません。
ここでは、専門学校を選ぶ3つのポイントについて解説します。

 

消防官採用試験の合格率

専門学校によって採用試験の合格率は異なるため、できるだけ合格率の高い専門学校を選ぶのが良いでしょう。
なぜなら、高い合格率を持つ専門学校は、採用試験に合格するためのノウハウを持っているからです。
そのため、合格率が高い予備校では、質の高い教育を受けられる可能性が高くなります。
合格率は直近のものだけではなく、過去3年分以上を確認するのが良いでしょう。

 

現場実習のカリキュラムが充実しているか

消防士は知識も重要ですが、なによりも実践経験が大切です。
そのため、現場を想定した実習が充実しているところがおすすめです。
学校で学んだことを就職後に活かすことができれば、即戦力として活躍できるでしょう。

 

パソコンスキルを習得できるか

消防士は現場で活動するイメージがありますが、実際には報告書や資料作成などパソコンを使った事務作業も多くあります。
専門学校のうちにパソコンスキルを学べれば、事務作業の苦手意識がなくなり、素早く処理できるようになるでしょう。

             

             

まとめ

消防士の仕事内容は、火事や事故などから地域住民の命、身体、財産を守ることです。
消防士になるために必要な資格はありませんが、危険物取扱者や大型四輪免許、移動式クレーン運転士、救急救命士は持っていると仕事の役に立つでしょう。
消防士になるには公務員試験を受け、消防学校に通う必要があります。
試験の教養科目は範囲が広く、合格のためにはしっかりと勉強しなければなりません。
勉強方法は、専門学校への進学や通信講座、独学があります。
専門学校への進学を考えているなら、消防官採用試験の合格率や現場実習の充実度、パソコンスキルが習得できるかなどをチェックしてから選ぶことをおすすめします。

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