世界の一流に学ぶ<挑戦し続ける力>/国枝慎吾様講演会
世界の一流に学ぶ<挑戦し続ける力>/国枝慎吾様講演会
NCOOLは、新潟県内で29の専門学校を運営する全国最大級の専門学校グループ「NSGカレッジリーグ」の1校です。
そのNSGカレッジリーグでは「世界の一流から学ぶ機会」を年間で複数用意しており、
今回はその中から元プロ車いすテニスプレーヤーの国枝慎吾様よる講演会についてレポート。
いきなりですがみなさんは、テニスの試合を観たり、プレーしたことはありますか?
私たちが部活や趣味で楽しむスポーツとは次元が違う世界で活躍するアスリートたち。
そんなアスリートたちが世界王者になるまでにどのような人生があったのでしょうか?
挫折で強くなれた、挑戦者としての再出発、そして復活へ
国枝慎吾さんは、車いすテニス界で数々の歴史的偉業を達成したレジェンドです。
●グランドスラム車いす部門で通算回優勝(シングルス28回、ダブルス22回)
●年間最終世界ランキング1位を10回記録生涯ゴールデンスラムを達成。
●東京パラリンピックで7金メダルを獲得
しかし、ケガに悩まされ、手術を繰り返し、
痛みと向き合いながらグリップの握りを変えてみたりと、
アスリート生命に関わる数々の苦悩と向き合う日々。
そんな中での再スタート。
試合では負け続け、一転、世界王者から挑戦者へ。
国枝さんはこの時の経験を「怖いものはなかった」と振り返ります。
この経験は国枝さんの考え方を大きな変えるとともに、新たな挑戦のスタートとなりました。
多くの選手の打ち方を研究し、肘に負担のかからないフォームを編み出すなど、常に工夫し続ける姿勢を徹底したのもこの時のこと。
そして、どん底から這い上がり、東京パラリンピックで見事復活優勝を遂げます。
試合前、怖がる自分に100回言い聞かせた言葉「俺は最強だ!」
挑戦者の当時を振り返り、「試合をするのが怖かった」と語る国枝さん。
そんな時、鏡の前で怖がる自分に100回くらい言い聞かせた言葉が「俺は最強だ!」。
これはアファメーションといって、いわゆる自己暗示とのこと。
国枝さんは、毎朝鏡を見てこの言葉を唱えたり、
試合中にラケットに貼ったテープで確認したりすることで、自信と集中力を高めたそうです。
例えば食事の際もついつい食べたいものに気持ちがいってしまっても、「これが最強のやることか?」と言い聞かせて自制することもあったそう。
このようなメンタル面の取り組みなどを経て、半年で世界ランキング1位の座へ返り咲きます。
途中であきらめて、後悔しないだろうか?
国枝さんの言葉は、とてもシンプルでありながら、
夢に向かい、専門的な知識と技術を学ぶ学生たちの未来に向けた強いエールでした。
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「途中であきらめて、後悔しないか?」を常に考えること
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「挑戦し続けることが成長につながる」
どんな困難に直面しても、自分なりの方法で乗り越えることの大切さを伝えてくださいました。
引退後もアメリカ・マイアミで後進育成にあたる国枝さんは今も挑戦者であり、
英会話を学ぶために大学に通い、新たな挑戦を続けています。
そんな国枝さんの姿に学ぶ、あきらめず、挑戦し続ける姿勢は、学生たちの心に深く響いた講演会となりました。
学生インタビュー🎤~自分も挑戦し続けたい!
公務員ビジネス学科1年生 樋口君 加茂高校出身
講演会を聞いて印象に残ったエピソードはありますか?
「現状維持は後退であり、周りは成長していく」という言葉が特に印象に残りました。
国枝さんは、常に自分を高める努力を続けてきたからこそ、世界のトップで活躍できたのだと思います。
この言葉を聞いて、自分も現状に満足せず、新しいことに挑戦し続ける姿勢を大切にしたいと感じました。
講演会を聞く前と後で、自分の目標や考え方にどんな変化がありましたか?
国枝さんのお話で、「挑戦し続けることが大事」だと学びました。
今までは得意な科目だけ勉強をしていたのですが、これからは苦手だった科目にも目を向け、積極的に挑戦していこうと思いました。
今年に公務員試験があるので、第一志望合格に向けて後悔のないように学校生活を送ろうと改めて思いました。
どんな困難に直面しても、あきらめずに挑戦し続けることで成長できるというメッセージは、
公務員試験合格を目指す学生たちにとって大きな励みとなりました。